ダイスケくんの物語

 


~世界中の子供達に食物が食べられるように、
       みんなで行動する方法~

 

 

日本がアフリカとインドの間に浮かぶ

貧しい国だったら。

そして、そこで暮らす少年

ダイスケくんという子どもの物語です。

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイスケくんの物語 1

今から、あるお話をします。

それは、ニホンという国がインドとアフリカの間あたりに、浮かんでいる、
貧しい国だったらという、お話です。

そこには、ダイスケくん、という男の子が住んでいました。

お父さんは、過労と、栄養不足で、死んでしましました。
だから、ダイスケくんは、お母さんと、お兄さん、
そして、ちいさな妹と一緒に住んでいます。


0、世界の現状

今、世界の人口は、70億人以上言われています。

地球では、120億人の食料を生産していながら、
食物が足りない子供たちが沢山います。

日本でも、発展途上国の5000万人分の食料を廃棄しています。

日本人だから食料がないことは、ほとんどないと思います。

でも、なにか必要なものが足りないときの、
困った気持ちは、想像できると思うんです。

すごく困るし、悲しいですよね。

そういう気持ちで、もし、食べ物がなかったら。
想像してみてください。

自分の子供達に食べさせるものが
無かったら?

きっとすごく悲しいって思います。

でも、このことを改善する課題に気がつけば、
きっとこの状態を変えられるって思ってます。

世界の法律を変えたり、
仕組みを変えれば、
必ずできる!ってオレは思ってるから。

では、順をおって、次のことを話していきますので、
これを読みながら、どんなことを感じるか、
自分の心と話してみてください。

ダイスケくんの物語 2

ダイスケくんの家では、
去年は、お姉さんがなくなりました。
その前にも、何人もお兄さんとお姉さんが死んでいます。

お姉さんが病気になっても
お薬が高いので買うことができなかったからです。
食物もないのでお薬なんて、とてもとても。

お姉さんが死んでしまったとき、
家族じゅうのみんなが泣きました。

ダイスケくんも、涙が止まりませんでした。

おかさんが、仕事でいない時も、
おねえさんはお母さんのように、
ダイスケくんを可愛がってくれていたからです。

ダイスケくんは、おねえさんに薬を飲ませたかった。

でも、ダイスケくんの家では、薬どころか
食物もない状態だったのです。

「僕が大きくなったら、
病気の人に薬を飲ませてあげられるような大人になりたい。」
ダイスケくんはそう思っていました。

でも、今、どうしていいのかわかりませんでした。
だって、それどころか
学校にいくことだってできないんですから。

1、今世界中でどんな状態になっているのか。

飢餓の現状

飢餓が原因で1日に4~5万人(1年間に1500万人以上)の人が亡くなっており、
そのうち7割以上が子どもたちです。
世界中には食べ物が足りないの?
「飢餓」になるのは、食糧が十分につくられていないからではありません。
穀物は年間 24億トン生産されています。
これは世界中の人が生きていくのに必要な量のおよそ2倍になります。
24億トン (年間穀物生産量) ÷ 71億人 (世界の人口)
⇒  328kg (1人当たり)
※1人当たり1年間の標準量は  180kg
それでも食べ物の不足している人がいるのは、どうしてでしょうか?
ダイスケくんの物語 3

ダイスケくんの国では、大豆や、とうもろこし、
麦を作っています。

でも、ダイスケくんの家では、それを食べることができません。
なぜなら、他のもっとお金のある国、
ヨーロッパ、アメリカ、そしてアジアのお金持ちの国へ、
食べ物をもっていかれてしまうからです。

ダイスケくんの、おにいさんが、
病気になりました。

さみしいときは遊んでくれていた、
やさいいお兄さんでした。

でも、だいすけくんの家には、
食物が、ありません。

だから、お兄さんが栄養を取れば治る病気も、
治りません。

 
2、何故そのような状態になっているのか。
 

たくさんの穀物はどこへ

1人当たりの食糧供給量を比較すると、
日本では必要なカロリーより 31%も多く、
ソマリアでは16%不足しています。
 私たちのように食べるものがいつでも十分手にはいるのは、
世界のおよそ2割の人だけなのです。

 

日本の飽食の影で・・・
輸出大国日本は廃棄大国

日本の食品の半分以上は、世界から輸入したものです。
私たちは年間 5500万トンの食糧を輸入しながら、1800万トンも捨てています。

食糧の廃棄率では世界一の消費大国アメリカを上回り、
廃棄量は世界の食料援助総量600万トン(WFP)をはるかに上回り、
3000万人分(途上国の5000万人分)の年間食料に匹敵しています。
日本の食品廃棄の実に半分以上にあたる1000万トンが家庭から捨てられています。
日本は食糧の 半分以上を輸入しながら、世界一の残飯大国なのです。
ダイスケくんの物語 4

「お兄さんに栄養のある食物を食べさせてあげたいな。
そうしたら、きっとお兄さんは元気になって、
また、遊んでくれるのに。」

ダイスケくんは、ため息をつきました。

お兄さんは、遊んでくれるだけじゃありませんでした。

ダイスケくんの家では、おかあさんが、家事をしたり、
仕事をしたりするので、
ダイスケくんも働かなくてはいけません。

忙しくて、学校へいっているひまはありません。

だから、ダイスケくんの家では、
だれも字が読めません。

でも、みんな誇りをもって生きていました。

 


3、その結果、どんな状況を引き起こすか

 なぜ日本などの先進国は飽食の状態にありながら、
多くの発展途上国は食料不足から脱することができないのか?


日本ってとても恵まれていますよね。

緑豊かな国土と、風光明媚な土地、
色々な問題があるとはいえ、経済的に発展していて、
何かの事件にでも、まきこまれない限り餓死する人なんていません。

自由で、努力次第でチャンスはいくらでもあります。

自分が、この素晴らしい国に生まれた事を考えると同時に、
世界には、「大人になるまで生きていられない」と、
思っている子ども達が住む国もあります。

小学生くらいの子どもですよ。

本当!?

って思いませんか?


なぜ、そう考えるのかは彼らの住む国の、
過酷な現状や、様々な問題が原因でした。

そして、水と食料の問題を考えてみます。

きれいな水が飲めません!水の問題

water

人間は、水がなくては生きていけません。
なにはなくとも水です。

それなのに、綺麗で安全な水が飲めない。
または飲むために、とても手間と時間のかかる国があります。

水道などなく、村に井戸があれば良いのですが、
多くは、毎日往復3~4時間もかけ、遠くまで水を汲みにでかけます。

現状、世界では、
7億8千万人の人が安全な水を飲めていません。

日本の人口の約6倍以上、アメリカの人口の2倍以上の人数です。
日本人からすると、考えられない環境ですね。

綺麗で安全な水が飲めないせいで、
下痢や伝染病などの病気にかかりやすくなってしまいます。

また、水汲みが子どもの役割という村もあります。

水汲みのため、当然学校に行けなかったり、
 行けても途中から、となり、満足に勉強できません。

そして、この水がない問題の本質は、
人々の安全という問題だけでなく、
水を汲みに行く人の時間を奪うところにあります。

本来、大人であれば農作業や他の仕事が出来た時間が、
子どもであれば、学校で勉強する時間が、
「ただの水汲み」で終わってしまいます。

 

 

 

 


ダイスケくんの物語 5

ダイスケくんの仕事の一つは、水をくみにいくことです。

水道なんてないので、
遠くまで、バケツやタンクを持って、
くみに行きます。

重くて、腕が痛くなったとき、
お兄さんがいつもダイスケくんの分まで
持ってくれたのでした。

遊んでくれたり、仕事を助けてくれた、
大好きなお兄さん、

「早く良くなれば良いな。」

とダイスケくんは思いました。

 

 

4、その結果、どんな状況を引き起こすか 2

ここに私達先進国の人間も飢餓の問題を、
他人事として、見て見ぬふりはできない現実があります。

1億6,500万人の発育阻害

上記の貧しさゆえの食糧不足から、
1億6,500万人の人々が、栄養不足により、発育が阻害されています。

発展途上国において、栄養不良により5歳になる前に、
命を落とす子どもの数は、1年で500万人にもなるそうです。

貧しさゆえの食糧が不足し、

本来死ななくてよい命が年に500万人です。

 

 

 

 


ダイスケくんの物語 6 最後 終わりに


ダイスケくんには、2歳の妹がいます。

夜、妹がお腹がすくと、大きな声で泣きます

そうすると、お母さんは、
「もうすぐ、ご飯ができるから、
待っているんだよ。」
と言って、
鍋に水をいれて、それを火にかけます。

そして、庭に出て、石を拾ってきます。
家に入ったら、お母さんは、石をなべに入れます。

そして、石を煮ます。

そのうち、2歳の妹は、泣くのに疲れて、
眠ってしまいました。

食物がないので、ごはんを作っているふりをして、
泣きつかれて眠るのを待っていたのです。

おかあさんは、食物がないので、
いつも、こうしているのでした。

この家だけでは、ありません。

ここらへんの家はどこでも、夜になると、
同じことをして子どもが泣きつかれて眠るのを、
待っていたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 


5、解決する方法。

なべに石を入れて煮て、
子どもが泣きつかれて眠るのを待つという話は、
おとぎ話ではありません。

ブラジルの北東地方では、毎日行われている光景です。
ブラジルでは、大豆を沢山作っていますが、
貧しい地方の人がそれを食べることはありません。


解決する方法は、はっきり言って、簡単ではありません。

でも、ないわけでは、ありません。

初めから、資本主義経済なので
無理なんて、諦めるのは、やめましょう。

言い訳は、行動できない人の悪い癖です。

では、どうしたら、良いか。

方法は色々あります。

1、みんなに、この現状を気づかせること。

2、資本主義経済だからと言ってあきらめない気持ちになること。

3、みんなで、食物が足りなくなるくらい、貧しい国から、
奪ってはいけないというルールや世界の法律を作るように行動し努力すること。

4、その為に、こういう考え方を広めていくために、
みんなができることを今からしていくこと。

(例、こういう話を、それぞれが友達に話してみたり、
フェイスブックや、ブログに書いてみるなど、あなたにもできます)

5、私に、アイディアを下さい。
そして、一緒に仲間になったほしいです。
これが、一番してほしいことです。

今までは、困難の度合いが強すぎて、
言い出すのが、難しかったけど、
現在はインターネットがあるから、
沢山の人の力を集めることが、
できる時代になりました。


それに、世界中の人で目覚めた人が沢山でてきて、
他の課題、
たとえば、貧しい国の人が過酷な労働条件を強いられているのを、
やめさせようとか、
沢山の運動をしている人がいるのがわかってきました。

インターネットの利点を使うという方法を研究していたら、
これを応用したら、世界中の子どもたちに食物をいきわたらせるっていう、
目標を達成できるんじゃないかなって
希望が出てきました。

それは、1年や、そこらで終わるものではありませんが、
きっと、やりがいがあります。
でも、みんなのの才能を100パーセント以上出さないと、
達成できなことです。

でも、この活動に参加することは、
あなたののレベルを今の状態より、引き上げ、
別の世界を見せると思います。

それに、考え、行動し、
戦略を練り、戦術を使うなどの、色々な作戦を立てないと、
勝利し、達成できない。

だから、楽しいことです。

だから、あなたも一緒に挑戦してみませんか?

あなたと、こうして、このホームページで、
お会いできたのも、
きっと何かの縁だと私は、思っています。

私と、感性が合ったら、
友達になってくれると良いなって思ってます。


ダイスケくんの物語 未来目的図

ダイスケくんの国は、変わっていました。

世界中の沢山の人たちが、ダイスケくんの国の事を知って、
状況を変えるように、運動してくれたからなのでした。

ダイスケくんは学校にもいけるようになりました。

学校は、東洋のある国の人が学校を作ってくれたと、
まわりの人が教えてくれたのでした。

 


また、ダイスケくんの国では、
初めて、世界中の人を呼んで、大きなイベントが開催されることになりました。

そのお祭りイベントでは、映画の上映も行われるそうです。
ある有名な監督の作った映画だそうです。

その監督はマンガも書いていて、
そのマンガは、ある町に遊びに行ったときに、
その人の書いたマンガを、友達が、かしてくれたので、読むことができました。
それは、わくわくするような話でした。
ダイスケくんは、マンガも面白かったので、
きっと、映画も面白いに違いないと思っています。


昼間には、サッカーのイベントがあります。
有名なサッカーの指導者の人が来て、
サッカーがもっと上手になって、
楽しくなる練習方法を教えてくれるのだそうです。

ダイスケくんは、遊ぶのが好きでした。
そして、その人の書いたサッカーの本は、
遠くの町で、見たことがありました。
その人が、自分の町にきて、
サッカーを教えてくれる。
ダイスケくんは、とても、嬉しくなりました。

また、それだけでは、ありません。

このイベントはもりあげるために、
すごい人が、フェスティバルの合言葉を作ってくれていたので、
その合言葉のおかげで、世界中の人が集まって来てくれたそうです。
言葉の力ってすごいなってダイスケくんは思っていました。


わくわくすることは、まだあります。
今日は、コンサートもあって、
ある、すごい人が率いる、グレートなロックバンドが、
来ると聞いていました。

ハラショウの歌は元気がでるので、
ダイスケくんは、さみしい時、つらい時には、
いつも、その人の歌を歌いました。
だから、今日、そのコンサートに行けるのを楽しみにしていました。


今、ダイスケくんは、急いで走りだしました。
ある人の
お話会が、まず、行われるそうです。
歌や、音楽もあって、
とにかく話が、すごく面白いってウワサです。

まず、これを聞きにいかなくちゃと思いました。
ダイスケくんは、お話会の会場へ、
走っていきました。


ダイスケくんの物語 おわり

 

 

 

 

もし、このお話を、気に入ってくれたら、

あなたのHPや、ブログで、紹介してくれると、ありがたいです。

また、コピーして文章をまるまる貼っていただいてかまいません。

 

現状を知ったり、意識を高めるだけでも、

豊かな世界を作る、大きな一歩だと思っています。

 

ここまで、読んでくださり、

ありがとうございました。

 

松林輝幸