アフリカの土地の問題と睡眠病
世界の中でも、特に貧しい国が集まっているアフリカの話をします。
アフリカのみならず、世界中の農業の方法は改良もされてはいますが、環境の悪い地域では、色々な挑戦をしていますが、なかなか収穫量の増加がなされていません。
それどころか、現在のレベルを維持するのも、難しい地域もあります。
沢山の地域では、良い土が足りない状態になっていて、水も不足していて、その供給の制限があるところもあります。
それに加えて、地球の温暖化も、今までにない、気象の不安定化を招いていて、収穫に影響を与えるようになっています。
貧しい地域では、農地を広げるために、熱帯雨林を切り開いて土地を広げてはいますが、短期的には、成功したかに見えても、すぐに土地が痩せたり、劣化したりするという現状を招いたりしてしまっています。
また、今回の話の中でも、アフリカでは、土も気候の農業に適しているようには見えますが、睡眠病(または、眠り病)
と呼ばれる風土病のようなものがあり、土地を農業に利用するのに、難しくさせていることがあります。
アフリカ睡眠病とは、ツェツェバエが媒介する寄生性原虫リパノソーマによってひこ起こされると言われています。
動物以外で、人にも感染すると言われ、感染すると、睡眠の周期が乱れて、朦朧とした状態になり、やがて昏睡状態に入り、死に至るという病気です。
これが風土病にもなって、感染者が5万人とも7万人とも言われています。
ただ、色々な試みがなされていて、本当に良いことかはまだ不明ですが、ツェツェバエを不妊にしたものを何百万匹も放して、逆にツェツェバエを減らしていくという方法もとたれたりする実験も行われています。
眠り病も、やはり栄養不足で身体の免疫力が落ちているところへ、感染すると、発病するということもあると思います。